映画感想記 Before Sunrise 恋人までのディスタンス
こんにちは!lemonboyです!
本日はlemonboyのマイベストムービー「Before Sunrise 恋人までのディスタンス」の魅力について解説します!!
この映画は1994年(僕が生まれたくらいの時代)に公開された恋愛映画です。
一言で言えば「旅先のロマンス」ですね。
後述しますが、若手イケメン俳優が甘い言葉を囁く日本の恋愛映画とは大きく異なっているので、観る方の年齢・恋愛への捉え方によって好き・嫌いが大きく別れる映画かなと思います。
まー僕はこの映画が大好きなので、何十回も見返してますが…(笑)
<Story>
1994年の夏、ユーロトレインに乗り合わせていたアメリカ人男性の「ジェシー」とフランス人女性の「セリーヌ」が出会い、ひょんなことから会話を交わし、意気投合します
2人は翌朝、自分の国に帰国します。それまでの間、互いに予定もないので翌朝になるまで2人でオーストリアの「ウィーン」の街を探検します。
翌朝までの14時間。2人は様々な場所に行き、様々な人に出会い、様々な会話をし、次第に惹かれ合い恋に落ちていきます。それは、2人の後の人生を大きく変えるほどに。
上:アメリカ人男性のジェシー。下:フランス人女性のセリーヌ。
う~ん、改めて見ると美男美女ですね、うらやましい…(笑)
ユーロトレインで楽しく会話をした後、ジェシーはオーストリアのウィーンで下車します。本来ならここでセリーヌとはお別れなのですが、セリーヌに魅力を感じたジェシーは「一緒にウィーンを探検しない?」と誘います。この時のセリフが僕はとても好きなんですよね~。
<ジェシー>
バカみたいだけど言わなかったら一生後悔しそうだ。
このまま君と話していたい。君の私生活は何も知らないけど、僕たちはとても気が合うだろう?
<セリーヌ>
ええ、そう思うわ。
<ジェシー>
よし決まりだ。2人でウィーンの街を探検しよう。きっと楽しいよ。
<セリーヌ>
何をするの?
<ジェシー>
さあ、何も決まってないよ。わかっているのは明日の朝9:30の飛行機に乗ることだけ。
ホテル代がないから夜通しぶらぶら歩く。君となら楽しい。もし嫌になったら途中で消えても構わない。
こう考えてみて
君は10年後か20年後に結婚している。けど愛は冷め、かつての情熱を失い夫に不満をもつ。
君はその時思い出すんだ。かつて会った男たちのことを。もしその中の誰かを選んでいたらと…その中の一人が僕だよ。この出会いは未来からのタイムトラベル。
若いころ失った何かを探す旅。でも君は「何も失っていない自分」を発見する。
やっぱりウィーンで会った男も退屈だった。結局君は今の夫に満足する。
う~ん、オシャレな誘い文句。海外映画ならではの台詞回しですね!
そしてこの映画はほとんどこの2人しか登場せず、2人の会話が中心になっています。
人生観・哲学・雑談…色んなテーマを話すので飽きずに話に聞き入ってしまいます。
何より、2人の会話が本当に自然なんです。初めてこの映画を観た時僕は「この人たち本当に演技してんのかな?」と思わず感じてしまいました。